探すとそう無い2シートソファ。
一生懸命探して、ようやく見つかるとデザイナーズの確りした価格のものが殆んどで、
北欧のデザインとクオリティでありつつリーズナブルに…なんて考えるとからっきし無い。
そんな状況を考えると、この2シートがいかに貴重な選択肢なのかがよく分かるものです。
この当時、一種の定番として定着したチーク材とオーク材のコントラストを上手に活かした
仕上げは、意匠的な魅力だけでなく汚れやすいアーム部分にチーク材を使うことで、
汚れづらさと汚れの目立たなさという機能的な意味も持たせたもので、デザインや
クオリティなど一元的な事だけでなく、多面的に家具という日常道具を考えていた
デザイナーたちの良心を垣間見ることができます。
こちらは2シートでもコンパクトさが嬉しい一台で、幅のコンパクトさに対して確りと座面や
背の深さを設計に取り入れているので、すっぽりと包まれるような座り心地はその物理的な
サイズを忘れさせるほど。
都心のワンルームだけれど、居心地の良い空間にしたい…なんてシビアな欲求にもちゃんと
応えてくれる。
他のインテリアとの組みわせもしやすい落ち着いたグレーファブリックと相まって、
美しく快適なインテリアの力添えをしてくれますよ。