アアルトのテーブルだけど、アアルトじゃない。
家具でいえば、アアルト＝アルヴァ アアルトをさすことが殆どだけれども、この
一見するとかなり古いアアルト？とも感じられる一台は、パートナーであるアイノ アアルトに
よるもの。
イッタラ社で多くの食器やクロスなどを手掛けた彼女は、少ないながら家具のデザインも
手がけていて、アルヴァ アアルトのデザインエッセンスを感じさせつつ更に柔和なシルエットを
帯びており、使い勝手、もとい暮らしやすさに最大限の配慮を置いた彼女らしさに溢れた一台と
なっています。
本来は軽やかな雰囲気を多分にまとったバーチ材は80年以上の時を過ごす中で艶やかな飴色に
なり、デザインから生まれるそれとはまた違う存在感をその場にもたらしてくれる。
また、スライド式を選択されたエクステンションがささやかにその実用性を高めており、
この雰囲気を持ちながらにして今も一級品の実用家具として日常に寄り添ってくれる。
特別な一台です。