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Hans J Wegner JH539 スツール チーク

珠玉の一脚とは、まさにこのこと。
巨匠ハンス J ウェグナーが絶大なる信頼を寄せ続けた、名工房ヨハネスハンセン社。
その信頼があってこそデザインをし、製作を依頼したアートピース、JH539。
手工芸品という言葉がこれほどまでにしっくりくる小さな一脚は他になく、まるで生き物かと
見紛うほどの躍動感と有機的なラインで構成されており、ウェグナー自身が‘無駄のない’と
表現した1949年デザインの名作 JH501 ( The chair ) の、次のステージ上にある一脚とも
言えるのではないでしょうか。
敢えて冷たい表現をするならば、商業性の乏しさは一目瞭然。
作業効率や歩留まりの悪さ、ごく限られた手と鋭い造形感覚でしか作り得ないスツールゆえ、
今も作り続けられるバレットチェアと同様、職人の限界とテンションを引き上げるために
生み出したのではとすら思えてなりません。
使う人との接点である繊細なラタンの座面と、やわらかに手のひらへアプローチしてくれる
左右の手かけ。
それらをまとめ流麗に弧を描く全体のフォルムと、そんな印象から見回ると目を疑うほど
ヴォリュームを持った座面下のフレーム。
どれだけ繊細に作り込んでも、座れないものには決してしない。
ユーザーを想定し、マーケットを意識して作った家具ではないにもかかわらず、座るための
道具という点に決して妥協しない。
そこが何よりウェグナーらしく、家具を、もとい木をこよなく愛するマイスターとしての
気骨に満ちています。
どれだけ書き連ねたところで魅力の片鱗すら伝えきれないことにもどかしさを
感じずにはいられませんが、兎にも角にも。
こんな素晴らしいピースを遺してくれたことに感謝したい、そんな一脚です。

Hans J Wegner JH539 スツール チーク

  
型番 V1803022
makerJohannes Hansen
designHans J Wegner
SIZEW670 D390 H460
materialチークオーク
送料ランクA
販売価格 0円(税込)

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