デンマーク人デザイナーSvend Aage Madsen（スウィン・エー・マドセン）による美しいデスク。

緩やかに描いた円弧状の天板は優雅で美しい佇まいを醸し出しており、
対面に仄かに反り立った縁もエッジが効いているのみならず、
背面への落下防止として使い勝手の良さがなんとも心憎い。

正面の左右にはそれぞれ引き出しが4杯ずつと、
背面部はオープン棚と施錠のできる扉収納も配置されていて、
普段使いから魅せるデスクとしても申し分ないほどの優等生。
さらにはその大きさの割に若干の軽やかさが感じられるのは
脚部フレームが滑らかさと抜け感を出しつつ全体のフォルムをまとめあげているおかげ。
数多くのデスクをデザインしてきたマドセンならではの
ユーザーの使い勝手と意匠性の絶妙なバランスが同居した一台です。

そして意匠と収納のパフォーマンスを遺憾なく発揮するのは壁付けよりも島で配置した時。
部屋の入り口を入って正面にどっしり構えたレイアウトが可能であれば、
一際、空間に彩りを添えてくれるピースになってくれるに違いありません。