現代の近未来的なデザインを帯びたオフィスチェアに見慣れていると、これじゃあ…と感じるのも無理はない。
でも、座って、使ってみると、このチェアがなぜ長らく作り続けられているかがよく分かる。
それは、ミニマルに纏め上げられたその姿によるものだけではなく、オフィスチェアとしての使い勝手が伴っているからに他ならなくて、合板を上手に曲げることで生まれた身体に沿う背と座のライン、使う人の身長や体型に合わせてアジャストできる座面高や背もたれなど基本の き を簡素ながら高いレベルで押さえているから。
もちろん、ちゃんとキャスターを備えていて、さっとデスクから立ち上がりたい時にもしっかりと仕事をこなしてくれる。
そんなポイントを踏まえた上でこの姿をしているのが、KEVIチェアがもつ魅力なんです。
ヨルゲン ラスムッセンによりデザインされてから数十年もの間、マイナーチェンジこそあれほぼ変わらぬ姿でオフィスチェアの選択肢であり続けてくれている事に感謝さえしたくなる。
綺麗で、でも、使われた中で生まれた程よいペイントロスが一層このチェアの表情を豊かにしていて、眺めるのさえ楽しくなります。
先入観にとらわれず、ちゃんと道具として使って欲しい、よいチェアです。
生地:kvadrat Divina 3-171
現在、
haluta karuizawa instock showroom にて展示または保管中です。