滅多に入荷しない、アアルトのミラー。
あまりに溺愛されているからなのか、それとも、模様替えの対象にすらならないほどに
シンプルなものだからか、何なのか。
わかりませんが、そうそうヴィンテージでの入荷をすることがない逸品。
うっすらと経年を感じさせるフィンランドバーチの色艶はまだまだこれからが見どころ。
アアルトレッグに代表されるプライウッド(積層合板)ではなく、無垢のバーチ材を
組まれて作られているこちらは、さながら戦争の時期にごく僅か生産されたフィンガーレッグの
個体を彷彿とさせます。
取り立てて目立つ何かでもないけど、何だか良い。
そんなニュアンス、伝わりますでしょうか。
何となく分かるという方には、手元に届いたときにじんわりと込み上がる喜びがきっと、
感じられるはず。