伸びやかで有機的なフォルム。 風雨にさらされて丸みを帯びた石のように、無駄のない滑らかさ。 数多く生み出されたデンマークのダイニングテーブル。 その中でも間違いなくトップクラスの流麗美を備えたこちらは、ヨハネスアンダーセンにより デザインされたもの。
UFOテーブルをはじめ、彼のデザインの多くはこのフォルムを特徴としていて、住空間に おさめた時に、建物が生み出す水平垂直のラインとのコントラストにより、装飾のない デザインながら驚くほどの存在感を放つ無二の存在。 そのシルエットを生み出すために幕板と呼ばれる部材を天板と一体化し、かつカーブを 与える事でより繊細なラインを感じさせる事に成功しています。
また、二次的な効果として、独立した幕板よりも脚下スペースを確保しやすくなっており、 使う上でのメリットにも繋がっています。 また、天板と脚部は同じラインの中で一体化され、天板の縁から脚先までが一つの流れに なっており、全体のまとまった印象を感じさせるのに一役を担っています。 また、多くのテーブルとは違ったユニークなエクステンション機構を備えているのも特徴で、 メイン天板の中に隠し入れた拡張天板を片側に装着する事により、W2400というパーティー サイズまでに拡張する事が可能。
幅、奥行きともにゆとりあるサイズゆえ、ヴィンテージのエクステンションテーブルに ありがちなチェアを横並びにした時の窮屈さとも全くもって無縁。 伸ばさずとも6人で使えて、伸ばしたならば10人でもゆったり使える。 クオリティはもちろんスキなしで、デザインもクオリティも備えている。 このテーブルが好きになると、なかなか他のテーブルでは替えが効かないのも納得。 デンマークヴィンテージの真髄を感じられる、豊かなダイニングシーンを決定づけるに 相応しい、珠玉の一台です。
差込口:1050 H655