artekの中で比較的有名な部類に入るであろうNo.69。それよりも、背もたれの幅が薄くなっているこちらはNo.68。座面の形も69とは少し違う。よりチェアらしい形状の69に比べて座面はstool60の流れを汲んだ円形仕様。
流れを見ると、座面はNo.66に近く背もたれの部分はNo.69に近い。特に背もたれは66や69と比べてスッキリとしたデザインで、カーブがかったラインはゆったりとした座り心地です。経年変化による程よい飴色感とヴィンテージならではのグレーリノリウム。今もartekから現行品が生産されていますが、それとはまた違った雰囲気のセカンドサイクルを楽しめる佇まいです。