デザイナーでもありつつ、研究者として、そしてデンマーク王立芸術アカデミーの教授として、多岐にわたる活動を行っていたオーレ・ヴァンシャー。彼の執筆した本は、かのウェグナーがチャイニーズスタイルと出合うきっかけとなり、それがYチェアを生み出す一連の動きへ繋がっていったことを考えると、ヴァンシャーなしには様々な名作が生まれなかったのではとすら思えます。
デザイナーとして多くの名作を残していますが、OW149 コロニアルチェアも彼の代表作として愛され続け、現在もカールハンセンで製造が続いています。
イギリスチェアからインスピレーションを受けてデザインしたといわれているこちらは、アームや脚部ラインが極めて細く美しい曲線で仕上がっています。それでいながらこの安定感は、デンマーク家具職人の力を改めて感じますね。
工業製品としてパーツごとの製造を意識された中で、ヴァンシャーらしさという面ではアームを曲げた先端から曲げた箇所、ほぼ真下へ落としている部分はらしさ全開です。このコロニアルの顔といえるデザインや丸棒で支える構造は、このチェア発表後から続いたソファやテーブルなど一連のコロニアルシリーズにも継承されています。
細くて、なんだか丸くて、そして軽い。
こちらの2シータータイプも驚くほど軽く移動も簡単。お部屋のあらゆるシーンを想定できる使い勝手のいいソファです。
現在、
haluta karuizawa instock showroom にて展示または保管中です。