1946年に発表され、Niels Vodder社にて製造されたフィン・ユールの希少モデル、NV46アームチェア。
「製作にコストがかかりすぎる」という、名作にはよく聞くこのあるある理由により、製作期間わずか数年で生産中止となってしなった貴重な1脚です。
金銭的なコスト、労力といったコスト。
そして注ぎ込む時間的なコスト。おそらくそのどれもが当てはまってしまうほどのクオリティで練り上げられたこのNV46は、商業的な作品としてはその範囲に収まるものではなかったのでしょう。
背面の背もたれTOPから後ろ脚へと流れるラインは非常になめらかで、今にも動き出しそうな生命力すら感じます。
これを無垢材のみで削りあげているのだから、この部位だけみても贅沢な作業であったことがわかります。1脚作るのに一体どのぐらいの時間がかかっていたのでしょうね。
今風に言えば、北欧家具界隈の代表作と言っても過言ではない フィンユールの“NV45”。
“彫刻的”の形容詞で知られるNV45は、市場価値として家具の域を超えたアートピースのような圧倒的存在感を放っています。
そんなNV45の連番として作られたこのNV46は、彫刻的な要素を残しつつ、曲線の解釈が少し整理された印象で、強弱を気にすることなく空間へ溶け込みやすい印象。サイズ感はダイニングチェアとも近しく日常に取り入れやすい1脚となっており、NV45ほど構えている椅子ではないので、部屋に置くならぜひ普段使いしてもらいたい。
座面下へ大胆に入った斜めの貫で特徴的なラインが入っているのも、これぞフィン・ユールといったおすすめポイント。前述の後ろ姿とも合わせて、写真だけではこの独特な佇まいの空気感が伝わりきらないのがもどかしい。
フィンユールの世界観と名工 ニールスの職人技、それらの刹那的な融合に胸高鳴るNV46は名作NV45にも引けを取らない、彫刻美溢れる1脚です。
この現代では誰もまず作ろうとは思わない、コストという贅沢の詰まったNV46をぜひご覧ください。
こちらの座面レザーは買い付け時のままとなっております。
使用感の気になる方へは全面張替のご相談・お見積もりも承りますので、お気軽にお問い合わせください。
現在、
haluta karuizawa instock showroom にて展示または保管中です。