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北欧家具は、その機能性と美しいデザインから、世界中で高い評価を受けています。この北欧デザインの基礎を築き上げたのは、20世紀初頭に活躍した偉大なデザイナーたちです。彼らはいずれも、自国の文化や自然、生活哲学を家具に映し出し、「使う人のためのデザイン」という北欧家具の精神を確立した礎を築きました。そして同時に国自体の豊かさについても考えていました。
この記事では、北欧家具のデザインの基礎を築いた著名なデザイナーたちと、時代とともに変化したデザイン思想の流れ、そしてそれらの家具を日々の暮らしに取り入れるためのポイントを解説します。この記事を読むことで、北欧家具デザイナーが込めた思想を少しだけ理解し、より北欧ヴィンテージ家具について好きになってくれたら幸いです。
halutaは、北欧ヴィンテージ家具・雑貨を取り扱う専門店です。北欧家具が持つ深い歴史やデザイナーの思想に敬意を払い、お客様の暮らしを豊かにする商品をご提供しております。
北欧家具の基礎を築いた著名なデザイナーが手がけた一点物から、暮らしに溶け込む上質な家具まで、デザインと機能性のバランスを追求したアイテムを厳選してお届けします。
オンラインショップはもちろん、実店舗併設のショールーム(軽井沢倉庫兼リペア工房、東京ショールーム)もあるため、どのような家具を販売しているのか、実際にご覧いただける点が特徴です。
halutaは、北欧家具の専門家として、デザイナーの想いが詰まった家具との最良の出合いをサポートし、お客様の暮らしがより豊かになるお手伝いをいたします。
北欧家具は魅力的なデザインが多く、その基礎を確立したデザイナーも多数存在します。こちらでは、その中でも北欧3国の家具の歴史を始めたといっても過言ではない、3人のデザイナーを紹介します。
この時点で誰の話かわかる方もいるほどに、偉大なデザイナーです。
デンマーク近代家具の父と称されるコーア・クリント(1888−1954)は、建築家であり家具デザイナーでもありました。彼は人間の身体寸法にもとづいた合理的で機能的なデザインを追求し、装飾よりも構造美を重視しました。代表作の「ファーボーチェア」や「サファリチェア」では、クラシックな形態にモダンな機能性を融合。もちろん忘れてはならない「チャーチチェア」も、その製作ストーリーから常に在庫しておきたい商品のひとつです。王立芸術アカデミーで教育者としても活動し、デンマーク家具デザインの基礎を築いた人物です。
スウェーデンを代表する家具デザイナー、カール・マルムステン(1888−1972)は、機械化や大量生産が進む中で“人の手の温もり”を守ろうとした職人精神の体現者です。伝統的な木工技術と素朴な北欧の生活美を融合させた「ラディアスチェア」や「ヘリゴルムチェア」などは、家庭にぬくもりと品格をもたらしました。彼は自身の学校を設立し、手仕事の価値を次世代へ伝える教育活動にも力を注ぎました。halutaでは、ガラスキャビネットは常に人気の商品です。
建築家であり総合デザイナーのアルヴァ・アアルト(1898−1976)は、フィンランド・モダニズムの象徴的存在です。自然との調和を重んじ、有機的な曲線を多用したデザインで知られます。代表作「スツール60」や「パイミオチェア」は、積層合板を曲げる革新的な技術を用い、機能性と詩的な造形美を両立しました。妻アイノと共に設立したブランド「artek」は、2025年に創業90周年を迎え、今日でもアアルトの理念を受け継ぎ、北欧デザインの象徴的存在として世界中で愛されています。日本での人気は、もしかするとフィンランドを超えているのでは?と思うほどhalutaでも問い合わせの絶えないメーカーです。
このセクションでは、北欧家具が現代の暮らしに愛される基礎となった、デザイン思想の歴史的な流れについて解説します。
20世紀初頭、北欧家具は熟練の職人による手仕事と伝統的な思想が基本でした。
しかし工業化が進む中で、デザイナーたちは伝統を重んじつつも、人々の暮らしに必要な家具をより多くの人が手に入れられるよう、機能性と合理性を追求するモダニズムを取り入れ始めました。
北欧のデザイナーたちは、家具を上流階級だけのものではなく、一般の人々の暮らしを豊かにするための道具と捉える思想を確立しました。
北欧の暮らしは、家で過ごす時間が長いため、家具には心地よさや安らぎをもたらす役割が求められます。この「暮らしに寄り添う家具」という思想が、北欧家具の揺るぎない基礎となったのです。
デンマークで発足されたFDBモブラーなどは、この思想を体現した代表的な団体のひとつですね。
北欧と一言でいっても、スウェーデン、フィンランド、デンマークなど、国ごとにデザインの特徴があります。
特にデンマークは木材の美しさと職人技術を活かした家具が多く、彫刻的な美しさを重視する傾向があります。フィンランドは機能性と素朴な素材感を、スウェーデンはより大衆的で温かみのある暮らしを意識したデザインが特徴です。
有名なデザイナーがデザインした個性的な北欧家具を暮らしに取り入れるためには、以下のポイントを意識してみてください。
北欧家具を選ぶ際は、美しいデザイン性だけでなく、日々の暮らしに合った機能性を持っているかを確認しましょう。
北欧家具は実用性も重視されているため、家具のサイズや座り心地、手入れのしやすさといった機能面を考慮した選び方をすることは、長く愛用するポイントとなります。
デザイナーズ家具の魅力を活かしつつ、暮らしの空間全体を調和させるためのコーディネートを意識しましょう。
北欧家具はシンプルさが特徴のため、家具の周りにあえて余白を設けることで、デザインのよさが際立ちます。また、他の家具やファブリックも、木や自然素材といった北欧デザインの素材感で統一すると、まとまりのある空間が生まれます。
デザイナーズ家具の魅力を保つには、適切なお手入れが欠かせません。
北欧家具は、使い捨てではなく、世代を超えて受け継ぐものという考え方で作られています。定期的な拭き掃除やオイルメンテナンスなど、家具の特徴に合わせたお手入れをすることで、その思想を受け継ぎ、暮らしの中で愛着を深めていくことができます。
A.有機的なデザインが特徴のアルネ・ヤコブセンや、照明デザインが印象的なポール・ヘニングセン、家具を「使う彫刻」と捉えたフィン・ユールなどが有名です。
A.北欧家具のデザイン思想は、伝統的な職人思想を基礎としつつ、20世紀に機能性と合理性を追求するモダニズムへと変化しました。その中心にあるのは、「家具は一部の階級のものではなく、一般の人々の暮らしを豊かにするための道具である」という考え方です。
A.デザイン性だけでなく、機能性を考慮した家具選びを意識しましょう。また、家具の魅力を最大限に引き出すために、「余白」を活かしたコーディネートを取り入れるのがおすすめです。
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